「他人事」だった3.11を、はじめて自分のこととしてとらえた日。


\スポンサーのイケハヤさん/

 

2011年から、日本の3月11日は特別な日になっている。

東日本大震災。

2万人以上の死者・行方不明者をもたらした。

当時学生で愛媛に住んでいたわたし。

地元では募金が呼びかけられ、救援物資を届けにいく人もいた。

わたしも何かしなければと思ったものの、現地に行く勇気はなかった。街頭やコンビニの募金箱に小銭を入れる日が続いた。

同じ日本とはいえ、街が津波に飲み込まれる様子はテレビの中の世界だった。

現実とはわかっているものの、知り合いもおらず人伝いに話を聞くこともない。

あたり一面ががれきの山になった映像に心を痛めながらも、異国のニュースを見ているような気分だった。

 

何年経っても、震災が「自分ごと」にならなかった

あれから8年。

1年後も、2年後も、テレビで黙祷を眺めて「地震は怖いね」と両親と話すくらいで、具体的には行動しなかった。

やっぱりどこかで自分には関係ないと思っていたのだ。

それもそのはず、標高が高い場所に住んでいて、大きな川も近くにない。

比較的安全な場所だからこそ、危機感が抜け落ちていた。

 

知っている人の経験が、自分のこととして考えるきっかけをくれた

ずっと「遠くの出来事」の震災だったが、2019年の3月11日は、それまでと違う日になった。

ひまちゃん@positivegirl___ の記事がきっかけ。

テレビではもっと悲惨な話を聞いた気がする。

でも、知っている人の話は全く違った。

「防災」を一気にわたしのところまで連れてきた。

まかちゃん@makanai_musume が教えてくれた方法で支援もした。

 

今まで生きた中で、初めて「被災すること」について考えた。

地震が起きて、避難が必要になったら?

家がぐちゃぐちゃになったら、何を着ていけばいいんだろう。

荷物をまとめることもできないかもしれない。

防災セットがなければ、手ぶらで行くしかないのかな?

考えてみると、うちにはカップ麺も水も備蓄していなかった。

救援物資だって、すぐに届くわけがない。それまでは自分が持っているものでしのがなければいけない。

生まれて初めて、防災セットについて調べた。

 

大切な人の無事を最優先に確認したいと思った。

2019年3月11日、3日用の防災セットを購入。

ググってみると防災セットがたくさん出てきて、どれを選べばいいのか全然わからなかった。

でも被災することを予想してみると、一番心配なのって食べ物よりもなによりも、「周りの人の安否」ではないだろうか。

 

実家に電話をかけるが出ず。
それからひたすらかけたけど出なかった。-ひまちゃんのブログより

 

わたしの家族はみんなスマホを持っているから、LINEに一言無事だよと入れるだけでほぼ連絡は取れるだろう。

スマホを使うには電気が必要だ。

避難所のコンセントはいっぱいだろうから、自分で準備をしておきたい。

電気が止まっている可能性だってある。

だから太陽光と手回し充電ができるラジオライトが入っているものを選んだ。

 

 

まだ経験していないものに対策をするのだから、何が必要かなんて想像がつかない。

セットにホイッスルが含まれていて?と思ったけれど、説明によると助けを呼ぶために使うそうだ。

震災では多くの人が犠牲になり、たくさんの方が辛い経験をされた。

口にしたくないこと、書きたくないこともたくさんあったかもしれない。

でも、次に同じようなことを繰り返さぬようにと発信してくれている。

次はわたしたちの番かもしれない。

ちゃんと備えておくこと。避難する場所を決めておくこと。

まだ見ぬ災害について考えることが、勇気を出して発信してくれた彼らへの恩返しになる。

 

 

 

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